バイクを担いで障害を越えるブリッツェンの沢田(左)=愛知県稲沢市内(チーム提供)

 自転車オフロードレースの日本一を決める「第28回全日本選手権大会シクロクロス」は15日、愛知県稲沢市の国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザ特設会場で各カテゴリーを行い、最高峰の男子エリート(0.3キロ+1周2.5キロ×10周=25.3キロ)は宇都宮ブリッツェンに新加入の沢田時(さわだとき)が1時間3分33秒で準優勝した。前回覇者の小坂光(こさかひかる)はけがの影響もあり5位だった。

 ブリッツェン新体制の初陣となるレースは国内トップの50選手が出走。沢田はスタートでトップに立ち、1周目を終えて先頭をキープした。しかし2周目に最速ラップをたたき出した織田聖(おだひじり)(弱虫ペダル)に逆転された。

 その後、沢田は徐々に差を広げられたが、最終盤で2位争いの相手を突き放してゴールした。レースは今季負けなし11連勝中の織田が2位に58秒差をつける完勝を飾った。