【大田原】新春恒例の佐久山花市が15日、佐久山地区公民館駐車場で開かれた。60年以上続く伝統行事に大勢の地域住民が訪れた。
佐久山商興会主催。地元和菓子店の鏡餅が小さな社の前に供えられ、だるまや熊手などの縁起物が並んだ。1回200円の福引きは、ロボット掃除機などの豪華景品が当たるとあって家族連れが何度も挑戦していた。
近所に住む幼稚園児阿久津向葵(あくつひまり)ちゃん(4)は家族で福引きを楽しみ、「たくさんもらえてうれしかった」と袋いっぱいのお菓子を抱えて笑顔を見せた。
同商興会の武藤仁志(むとうひとし)会長(63)は「くじが売り切れるほど多くの人に来てもらえた。地元を盛り上げるため、今後も続けていきたい」と話した。