昨年10月にウズベキスタンのタシケントで行われた柔道世界選手権男子60キロ級で優勝した高藤直寿(たかとうなおひさ)選手(29)=下野市出身=による柔道教室が14日、小山市塚崎の市立体育館で行われた。
同体育館の運営を行うミズノスポーツと市が同体育館に柔道用の畳を設置し、お披露目を兼ねて開催。市内外から小学生30人が参加した。
教室で高藤選手は背負い投げ、内股、大内刈りの3種類の技の指導を行った。内股の釣り手はジョッキを持つように手首を立てると指導し、「一つの技を本気でかけにいくことで次にかける技や寝技で一本が取れる可能性が高くなる」と指南。児童は実演を交えたアドバイスをもらいながら反復練習を行った。
高藤選手は最後に、「毎日の稽古をすることは大事だが、友達と遊ぶことにも全力で取り組んでほしい」とエールを送った。
小山城南小6年松浦奏音(まつうらかなと)君(12)は「持ち手や動作の基本を学ぶことができて良かった。試合で技がたくさんかかるようにもっと練習したい」と意気込んだ。