下野新聞社と「しもつけ21フォーラム」が主催する新春の集いが12日、宇都宮市内で開かれた。県内の経営者や行政、各団体の代表者などで構成するフォーラム会員ら約180人が出席し、新年のあいさつを交わした。
2020年まで新春賀詞交歓会を開いていたが、新型コロナウイルスの影響で21、22年は中止。今回は感染対策として飲食を伴わない形式で実施した。
同フォーラム代表幹事で下野新聞社の若菜英晴(わかなえいせい)社長はあいさつで、8月に予定されている次世代型路面電車(LRT)の開業に触れ、「新たなまちづくりの姿が見えてくると期待している」と述べた。
福田富一(ふくだとみかず)知事がビデオメッセージを寄せたほか、宇都宮短期大客員教授でアルト歌手の城守香(しろもりかおり)さんらによるミニコンサートが行われ、会場を盛り上げた。
同フォーラムは2003年4月、栃木県の政治経済、文化の発展を目指す会員制組織として発足した。日本を代表する著名な実業家や政治家ら各界のトップ級の講師を招き、月1回の例会を開いている。