【小山】市出身のJリーガー鈴木徳真(すずきとくま)選手(26)の講演会が22日、間々田中で開かれ、1年生約180人が聴講した。
同校の「職業人講話」の一環。J1セレッソ大阪のMFとして活躍する鈴木選手は、高校時代の進路選択について「高校からプロになるか、大学へ進学するか悩み、高校の監督や友人に相談して進学を選んだ」と説明。周囲の人の意見を聞くことが大切だと説いた。
また、今季リーグについては「前半は試合に出られないことが続き、自分にとって挫折だった。その時間は一瞬と捉え、ひたすら練習に打ち込んだ」という。それが奏功し、「後半は先発出場が多くなった」と振り返った。最後に「好きなことを見つけて突き詰めてほしい」と強調した。
耳を傾けた阿部鉄生(あべてっしょう)さん(13)は「Jリーガーの話を聞くことができたのは貴重な体験。進路に迷ったら鈴木選手の言葉を思い出したい」と目を輝かせて話した。