事件事故で命を奪われた被害者の等身大オブジェや遺品を展示する「ミニ生命(いのち)のメッセージ展inとちぎ」が16〜18日、県総合文化センターで開かれる。会場には全国の52人のオブジェが並ぶ。本県の5人のうち、2人の被害者・遺族は初の参加となる。宇都宮市で2015年に友人から暴行を受け死亡した須田勇輔(すだゆうすけ)さん=当時(16)=と、茂木町で18年にコンバインを運転中、車に追突され死亡した橋本精作(はしもとせいさく)さん=当時(65)。遺族は今も癒えない悲しみや後悔を抱えつつ、命の尊さを訴える。
「一人前に育てること」。須田勇輔さんと母子2人で暮らしていた母親(49)にとって、子どもの成長が生きる意味だった。成人式や結婚式…。見届けていくのが当たり前だと思っていた。それが断ち切られた。
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