矢板市役所

 【矢板】斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長は11日の定例記者会見で、国の地方創生臨時交付金を活用した市独自の新型コロナウイルス対策「市ウィズコロナ・物価高騰克服戦略」を発表した。水道基本料金の免除や市内で利用できるクーポン券の配布などで、物価高騰の影響を受ける市民や事業者を支援する。

 水道料金は、市内全ての世帯と事業所の基本料金を来年1、2月の2カ月免除する。クーポン券は全世帯を対象に、行政区などを通じて配布。1枚400円分で、12月に市内観光で使える2千円分、来年1月に市内飲食店などで使える2千円分を配る。

 市内小売店で省エネ家電を買った市民には、購入費の30%(上限9万円)を補助。生活衛生サービス事業者向けの光熱費高騰分と、土地改良区が所有する農業水利施設の電気代高騰分の一部助成も行う。

 斎藤市長は「原油や物価高騰の影響が幅広い業種や市民に出ている。広く支援していきたい」と話した。