【真岡】秋の全国火災予防運動初日の9日、地域住民に防火意識を高めてもらうための防火パレードが市中心部で開かれた。市内の西真岡保育園と西真岡第二保育園の年長児約70人が県道約1・5キロを歩き、火の用心を呼びかけた。
防火パレードは新型コロナウイルスの影響で中止していたため、3年ぶり。園児たちは秋空の下、太鼓をたたくなどして練り歩いた。ゴールの真岡消防署では太鼓やシンセサイザー、旗などを使って「勇気100%」「ビューティフルネーム」を元気よく披露した。
指揮を務めた西真岡第二保育園の篠崎結望(しのざきゆのん)ちゃん(6)と西真岡保育園の大塚基暉(おおつかもとき)ちゃん(5)は「楽しかった」と笑顔を見せた。
芳賀地区広域行政事務組合消防本部管内の1市4町では、今年に入り10月末までに70件の火災が発生した。2021年は1年間で65件と、既に前年を5件上回っている。