第104回全国高校野球選手権は6日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕し、開会式直後の1回戦で本県代表の国学院栃木(37年ぶり2度目)は静岡県代表の日大三島(33年ぶり2度目)と対戦、10-3で逆転勝ちし悲願の夏の甲子園初勝利を果たした。

 国学院栃木は二回に1点、四回に2点を失う苦しい序盤戦だったが、四回に盛永智也(もりながともや)の右前適時打や相手失策などで3点を奪い追い付いた。直後の五回に先発の盛永が無死満塁のピンチを無失点で切り抜けると、その裏に4番平井悠馬(ひらいゆうま)主将の左翼越え適時二塁打で勝ち越した。

 さらに六回、槙本嵩大(まきもとたかひろ)の中前適時打、長田悠也(ながたゆうや)の中越え適時二塁打などで4点を追加。八回にも鈴木友(すずきゆう)の適時三塁打などで2点を加えるなど、13安打10得点と打線が爆発した。2年生エースの盛永は序盤こそ制球が乱れたが、五回以降は安定した内容で日大三島打線を無失点に抑える力投。146球を投げ抜き7安打3失点で完投した。

 国学院栃木の2回戦は大会第8日の13日の第3試合、前年優勝校で和歌山県代表の智弁和歌山と対戦する。


【電子号外】国学院栃木 初戦突破 日大三島に10-3(8月6日)