福田亮警部

 記者 福田警部、特殊詐欺の被害が後を絶ちません。改めてどんな犯罪なのか教えてください。

 福田警部 特殊詐欺とは、被害者に電話をかけたり、メールを送りつけたりして対面することなく信用させ、指定した口座への振り込みやその他の方法で、お金などをだまし取る犯罪のことを言います。

  いつごろから登場したのでしょうか。昔は「振り込め詐欺」と呼んでいましたね。

  2003年ごろから被害が確認されています。当時は「振り込め詐欺」と「振り込め類似詐欺」に分類していましたが、手口が多様化したため、11年から名称を特殊詐欺に統一したのです。

  特殊詐欺の中にも、多くの手口があって混乱してしまいます。

  「おれおれ詐欺」は多くの方が聞いたことがあるでしょう。電話で子や孫を装い、事件事故に対する示談金などを名目に金銭をだまし取る手口です。他にも「架空料金請求詐欺」「キャッシュカード詐欺盗」などの手口があり、10の類型に分類しています。

  県内ではどれくらいの被害となっていますか。

  20年の認知件数は204件、被害額は約3億1千万円に上ってしまいました。今年も8月末までに98件が発生し、被害総額は約1億8千万円に達しています。手口は年々巧妙化しており、誰もが被害者になる可能性があります。特殊詐欺についてよく知り、被害に遭わないようにしましょう。