「仕事と子育て家庭のインターンシップ」

 宇都宮市が学生を対象に行った「仕事と子育て家庭のインターンシップ」事業が12月~3月に実施された。多様化が進むライフスタイルの中で、宇都宮での働きやすさや子育てのしやすさなど、若者に仕事と子育ての両立の体感を通じて、理解を深めてもらうことが事業の目的だ。市内の企業3社と共働きをする従業員の生の声をリモートで聞くことで、その実情を垣間見る貴重な体験となった。以下、参加学生のレポートを紹介する。

企画・制作/下野新聞社営業局

企業の支援や環境、家族との連携が大切

グランディハウス株式会社

 

■産前産後休業の100%給与支給というのは、かなり手厚い待遇だと思う。女性の活動の場を広げるため、「ハウスソムリエールプロジェクト(女性設計職が社内の子育て中の女性社員の意見を取り入れ、女性の感性を活かした住宅を設計)」や女性社員へのアンケートを行うなど、女性への配慮を感じた。

〈宇都宮大学 廣村美優〉

■法定を超えたさまざまな子育て支援が行われている。なかでも男性社員への育児休業取得の促進は、社員だけでなくその家族のこともしっかりと考えられている取り組み。自分のこれからの未来設計に役立てたい。

〈宇都宮大学 伊藤和樹〉

■これまで仕事と家庭の両立は、自分自身がどれだけ頑張るかによると考えていたが、実際に話を伺うと、企業の支援や環境、周りの家族との連携が大切だとわかった。制度そのものより、それを利用しているか、制度を利用しやすい環境かが長く働けるか見極めるポイントにもなる。将来に関して不安が大きかったが、大変ながらも生き生きと働かれているのが見受けられ、自分の将来にも期待が持てた。

〈宇都宮大学 伊東奏〉

 

支援制度の利用と夫婦で家事分担が両立のカギ

株式会社足利銀行

 

■子育てに関わる支援制度の種類がたくさんあり、男女問わず取得しやすい職場環境であることに驚いた。子どもが小さいうちは熱を出すなど体調を崩しやすいが、そんな急な出来事にも対応できる看護休暇があることも、仕事と家庭を両立するうえで安心感が持てる。キャリアアップのための勉強にも力を入れられると思う。

〈作新学院大学 水野優香〉

■夫婦で家事分担したり、うまく便利家電を使って家事の負担を減らしたりと、会社の制度プラス家庭でも工夫をして両立されているのだなと感心した。産前産後休暇や育児休職を取得する際、職場の反応がとてもやさしいと聞いてステキな企業だと思った。

〈宇都宮大学 髙嶋みさと〉

■子どもの成長に合わせて勤務時間を調整できる、短時間勤務制度や育児勤務制度などの仕組みがあることが印象的。制度の設置だけでなく、その制度を利用しやすい雰囲気を企業自ら作り出している。まだまだ日本では、取得することに罪悪感を感じる人が少なくないが、その点に配慮されていることがとても良い。

〈宇都宮大学 田代凪〉

 

制度を利用できるよう職場のサポートも重要

リコージャパン株式会社 栃木支社

 

■女性がライフプランに合わせて働きやすい制度が多い。育児休業から復帰する際、先輩ママ社員との交流の場を設けてくれ、復帰後は子どもが小学3年生まで育児短時間勤務制度が利用できるなど、両立を支援してくれる。また年に1回、社員の家族を職場に招待する「ファミリーデー」の開催も、子どもに仕事への理解を深めてもらえる取り組みだと感じた。

〈宇都宮大学 水谷彩乃〉

■子育て中の人に限らず、社員が働きやすい環境づくりをしている。大企業でありながら地元で働けること。コロナ禍以前からテレワークを推進していること。まだ取得率が低めの男性社員へ育児休業を打診するなど、長く働けるよう社員のプライベートにも考慮してくれている。

〈宇都宮共和大学 須賀未樹〉

■就職活動の際、会社の福利厚生や支援、勤務地などは後まわしにしがちだが、実は入社後とても大切になってくることがわかった。子育て支援の制度はあってもだれも利用していないようでは意味がないが、取得しやすい雰囲気を企業が後押しして、職場も温かくサポートしてくれる会社はすばらしい。

〈宇都宮大学 上野純慧〉

 

 インターンシップ参加前は子育てしながら働くことへ不安を持つ学生が多かったが、会社や周囲の支援・サポートを知ることで結婚や出産、共働きへの前向きなライフプランを描けるように。仕事もプライベートも充実した心豊かな人生にしよう。

(提供:市男女共同参画課)