県内の2018年度の野生鳥獣による農作物被害額は、前年度比16%減の2億8200万円で2年連続で減少したことが2日までに、県のまとめで分かった。侵入防止柵の設置ややぶの刈り払いなど継続的な対策の効果とみられる。被害額が3億円を下回るのは5年ぶり。林業被害額も3年連続で減少し、農林業の合計被害額は18%減の4億500万円となり、過去10年間で最も少なかった。

 県によると、農作物の被害額は17年度から5400万円減った。内訳は獣類が11%減の2億3500万円、鳥類が36%減の4700万円だった。

 獣種別ではイノシシが1億2800万円で半分以上を占める。次いでハクビシン4600万円、シカ2900万円。作物別では稲1億1400万円、野菜9400万円、イモ類2900万円の順となった。イノシシ、シカ、サルなどの被害が減少した一方、ハクビシンやタヌキなど中型獣種による被害が増加。県は昨年度作成したマニュアルを活用し、ハクビシン対策に力を入れていくという。