田町の第一子育て支援センターで担当者から説明を受ける参加者

 【真岡】移住促進への足掛かりにしようと市はこのほど、市内での移住体験ツアーを初めて開いた。移住には女性の意見が大きいとの分析から参加者を女性にしぼって実施。ツアーは「真岡で住む、働く、子育てする」ことを意識した内容で参加者から好評を得た。市では移住促進のための補助金制度を本年度から開始するなど、手厚い支援で移住促進につなげる。

 市は全国規模の移住イベントに参加するなど、首都圏の移住希望者に向けた移住・定住の促進に取り組んできた。これまでの実績から家族での移住には子育てや医療機関、物価などの観点から女性の意見が大きいと分析し、女性向けのツアーを企画した。

 ツアーは1泊2日の日程で、約220人の応募の中から選ばれた20代~30代の24人が参加した。

 1日目は市を知ってもらうことを念頭に、上大田和の井頭観光いちご園や荒町の真岡木綿会館などを巡った。一方、2日目は市での生活を意識してもらうよう、中郷の芳賀赤十字病院や田町の第一子育て支援センター、市内のスーパーを訪れた。

 参加者からは「また来たい」「地元の人ともっと話したい」との声が上がった。同行した市の担当者は「前向きな印象を持ってもらった。次に来てもらうためのきっかけになれば」と振り返った。

 市は本年度、ツアーや相談会に参加した人が、再度市を訪れ個別相談を行う場合、1世帯あたり1万円を上限に補助金を交付する「市移住体験応援事業補助金」制度を開始。市への移住・定住をさらに促進していく。