宇都宮市でレモンを生産する農家が出始めている。近年国産レモンの需要が高まっている中、国産レモンの産地化を進めようと、宇都宮市は昨年10月に栽培技術の向上や生産者の連携強化を目的とした「レモン研究会」(事務局・宇都宮市農林生産流通課)を立ち上げた。メンバーの農家が同市産レモンを「宮レモン」として商標登録し、売り出していく計画だ。早ければ2年後に収穫し、まずは県内の飲食店を中心に消費拡大を図っていく。
2015年の財務省の貿易統計によると、国内に流通する輸入レモンは約4万8千トンで、そのうち愛媛県や広島県を主要産地とする国産レモンの出荷量は約7千トン。国内に流通するレモンのほとんどは輸入品だ。
防カビ剤を使ってない国産レモンは、皮まで使えることなどから需要が高まっているが、供給が追い付いていない。
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