お堀に囲まれ、白しっくいで仕上げられたやぐらが美しい宇都宮城址公園。西には宇都宮市役所を臨む

土塀に使う壁土を足でこねる子どもたち(宇都宮市公園管理課提供)

復元された宇都宮城に登城する時代行列=2007年3月25日

お堀に囲まれ、白しっくいで仕上げられたやぐらが美しい宇都宮城址公園。西には宇都宮市役所を臨む 土塀に使う壁土を足でこねる子どもたち(宇都宮市公園管理課提供) 復元された宇都宮城に登城する時代行列=2007年3月25日

 まぶしいくらいに真っ白なやぐらの外壁が、澄んだ青空によく映える。高さ10メートルの土塁の上から園内を見渡せば、芝生で走り回る親子連れや、ベンチで読書を楽しむ人たちの姿が見える。2007年にオープンした宇都宮城址(じょうし)公園。平成のまちによみがえった宇都宮城は、市民の日常風景にすっかり溶け込んでいるようだ。

 宇都宮城は平安時代後期に築かれたとされる。中世は宇都宮氏を城主とし、江戸時代には日光社参の際に将軍の宿泊先にもなった。

 歴史や「城」のイメージを生かした公園整備計画は1996年、増山道保(ますやまみちほ)市長(当時)の下でスタート。有識者や市議らによる調査検討懇談会などが設けられた。当時は全国的に城の復元ブームでもあり、公園整備は中心市街地活性化の起爆剤としての役割も期待された。