平易な日本語で記した防災マニュアルを題材に、外国人らに災害対応の大切さを伝える清原地区国際交流会の阿久津さん(中央奥)=2月下旬、宇都宮市清原工業団地

 母国では地震を経験したことさえなかった。未知の激しい揺れで、物が落ちては割れた。「本当に怖くてどうしようもなかった」。15年前の3月11日。ブラジル国籍、レジナ・平山(ひらやま)・シナイデルさん(55)は、県内で最大となる震度6強を記録した真岡市の古い集合住宅の一室で、2歳の長女と恐怖におののいた。