身ぶりを交え指導する成瀬投手(右)

 【小山・栃木】栃木ゴールデンブレーブス(GB)の成瀬善久(なるせよしひさ)投手(40)=小山市出身=主催の野球教室が11日、栃木市沼和田町のエイジェックスポーツ科学総合センターで開かれ、小山市内の学童野球3チームの小学生計約70人が科学的なトレーニングや技術向上のポイントを学んだ。

 児童らは最先端機器を使った動体視力の測定を体験したほか、成瀬投手ら栃木GBの選手らのアドバイスを受け、投打の基礎や考え方を習得。成瀬投手は「野球には勉強のような正解はない。一人一人個性は異なり、成功したことが正解」「うまくできなくても、次にどうしたらできるか考え工夫することが大切」などと強調した。

 大聖寺学童野球クラブの東城南小5年谷原応介(やばらおうすけ)さん(11)は「普通はできない練習を体験できてうれしい。自分の技術向上に生かしたい」と話した。

 成瀬投手は扶桑学童で野球を始め、桑中、横浜高を経てプロ野球ロッテのエース、北京五輪日本代表として活躍。2020年から栃木GBでプレーしている。

 昨夏、小山北ロータリークラブ主催で市内や野木町のチームを対象に「成瀬善久杯争奪学童野球大会」を初開催し、地域貢献活動を本格化。「子どもたちの長所や個性を大切にし、周囲の人たちに感謝を忘れずプレーすることも伝えたい」と今後も野球教室を続ける考えを示した。