那須地区消防組合はこのほど、那須町湯本の那須岳の登山道で転倒し、歩行困難となった40代男性の救護活動を連携して行ったとして男性3人に感謝状を贈った。
感謝状が贈られたのは那須塩原市住吉町、三斗小屋温泉煙草屋旅館(板室)の館主野本芳彰(のもとよしあき)さん(56)と長男の大学4年、悠太朗(ゆうたろう)さん(23)、大原間、同旅館従業員小玉海斗(こだまかいと)さん(25)。
昨年11月1日夕方、「一緒に登山をしていた仲間が転んで歩けない」と同旅館に申告があった。日没後で救助隊が出動できない時間帯だったため、3人が食料や毛布などを手に45分ほど歩いて標高約1400メートルの現場に向かうと、40代男性が木の枝で負傷した足を支えながら登山道に立っているのを発見。3人は現場でテントを張るなどして翌日の救助隊到着まで救護活動を行った。
上厚崎の黒磯消防署で行われた贈呈式には芳彰さんと小玉さんが出席。藤田利郎(ふじたとしろう)署長から感謝状を受け取った芳彰さんは「冬の那須岳は夏の登りやすいイメージとは異なる側面も多い。来山者には無理なく登山を楽しんでほしい」と話し、小玉さんは「いざという時は今後も柔軟に対応したい」と力を込めた。
藤田署長は「自分たち自身にも危険がある状況の中、手厚く救援対応を行っていただいた」とたたえていた。
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