東京電力が来年1月20日を軸に、柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の原子炉を起動して再稼働させる方向で調整していることが17日、関係者への取材で分かった。新潟県の花角英世知事が再稼働容認を国に伝えて地元同意の手続きが終了すれば、設備検査の最終チェックを受ける「使用前確認」を今月24日にも原子力規制委員会に申請する見込み。
同原発は、再稼働の前提となる新規制基準の適合性審査に合格した6、7号機を含む全7基が停止中。2011年に福島第1原発事故を起こした東電にとって、事故後初の再稼働になる。
柏崎刈羽6号機は既に原子炉に核燃料を装填済みで、起動に向けた技術的な準備は整っている。検査で問題がなければ規制委から「試験使用」の承認書を受け取り、起動できる。
再稼働に関し、県が全県を対象に実施した意識調査では「どんな対策をしても再稼働すべきでないと思うか」との設問で、再稼働を容認する意見が50%、反対が47%と拮抗している。
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