明治安田J3第34節は3日、沖縄県沖縄市の沖縄県総合運動公園陸上競技場で1試合が行われ、栃木シティが琉球に2-2で引き分けた。通算20勝8分け6敗の勝ち点68、順位は2位で変わらないが、首位八戸との勝ち点差は1に縮まった。

 シティは前半10分にFW都倉賢(とくらけん)が左クロスを頭で合わせて先制した。32分に追い付かれ、1-1で折り返した。後半は31分に勝ち越しを許したが、43分に途中交代で入ったFW鈴木国友(すずきくにとも)の得点で追い付いた。

 次戦は8日午後2時から栃木市のシティフットボールステーション(CFS)で讃岐と対戦する。

後半、同点のゴールを決め仲間と喜ぶ栃木シティの鈴木国(右から3人目)ら=3日、沖縄県総合運動公園陸上競技場
後半、同点のゴールを決め仲間と喜ぶ栃木シティの鈴木国(右から3人目)ら=3日、沖縄県総合運動公園陸上競技場

「欲を言えば逆転まで…」

 土壇場で追い付き、敵地で手にした勝ち点1。勝てば首位浮上だった栃木シティにとっては、素直に喜べない引き分けだった。今矢直城(いまやなおき)監督は「最後攻め切って追い付いたことは評価できる。欲を言えば逆転までいけたかな」と、言葉に勝ち点3を逃した痛みがにじんだ。

 前半の立ち上がりは狙い通りだった。「相手はクロスからの失点が多い」という分析通り、前半10分に左サイドから上がったボールにFW都倉賢(とくらけん)が頭で合わせて先制した。ただその後は得点機をつくっても、追加点を奪えない時間が続いた。