後半追加タイム、シュートを決め、喜ぶ栃木シティのFWバスケス=CFS、磯真奈美撮影

 明治安田J3第33節は25日、栃木市のシティフットボールステーション(CFS)ほかで5試合が行われ、栃木シティは後半追加タイムのFWバスケス・バイロンの劇的ゴールで首位の八戸に1-0で勝利した。通算20勝7分け6敗の勝ち点67とした。順位は2位で変わらないが、八戸との勝ち点差が2に縮まった。またJ2昇格プレーオフ圏の6位以上が確定した。栃木SCは自動昇格の可能性がなくなった。

 シティは前半は相手の堅守に苦しんだが、徐々に攻勢を強めた。後半も手を緩めず、追加タイムに挙げたバスケスのゴールが決勝点となった。

 次戦は11月3日午後4時から、沖縄県沖縄市の沖縄県総合運動公園陸上競技場で琉球と対戦する。

「最後は優勝への執念の差」

 正真正銘のラストワンプレーだった。J3優勝争いを大きく左右する天王山は、後半追加タイムに栃木シティのFWバスケス・バイロンが劇的ゴールを決め首位・八戸を撃破。スタジアムが割れんばかりの歓声に包まれた。