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 国際自転車競技連合(UCI)公認でアジア最高位のロードレース「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」最終日は19日、同市森林公園周回コースでロードレースが行われ、古賀志を疾走する世界トップレーサーたちに約7万6千人(主催者発表)の観衆が熱狂した。

古賀志林道を力走する国内外の選手たち=19日午前10時20分、宇都宮市森林公園周回コース、森田大地撮影
古賀志林道を力走する国内外の選手たち=19日午前10時20分、宇都宮市森林公園周回コース、森田大地撮影

 くもり、微風の好条件の中、午前10時に号砲。世界最高峰のUCIワールドチーム6チームを含む、全19チームから111人が出走した。最終周の上りで6人の集団から、単独で抜け出したレニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)が初優勝を飾った。アステモ宇都宮ブリッツェンは岡篤志(おかあつし)の38位が最高だった。

天を仰ぎ、トップでフィニッシュするバーレーン・ヴィクトリアスのマルティネス=宇都宮市森林公園周回コース、森田大地撮影
天を仰ぎ、トップでフィニッシュするバーレーン・ヴィクトリアスのマルティネス=宇都宮市森林公園周回コース、森田大地撮影

 高根沢町石末、会社員鈴木民雄(すずきたみお)さん(63)はブリッツェンのユニホームを着て応援。「海外の選手は脚力があって強い。ブリッツェンの選手が上位に食い込んでほしい」と話し、声援を送った。大会には3日間で国内外から約13万4800人が訪れた。

序盤のミス重く

 「表彰台、ジャージ獲得」を至上命令に臨んだアステモ宇都宮ブリッツェン。だが現実は岡篤志(おかあつし)の38位が最高で、鈴木真理(すずきしんり)監督は「地元レースで痛恨の結果」と苦虫をかみつぶした。