アジア最高位の自転車ロードレース「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」は17日、前夜祭のチームプレゼンテーションが宇都宮市江野町のオリオンスクエアで行われ、32回目を迎える「銀輪の祭典」が幕を開けた。

 出場する世界最高峰の国際自転車連合(UCI)ワールドチームの6チームを含む11の海外チームと、アステモ宇都宮ブリッツェンなどの国内勢9チームが登壇。会場には約4800人(主催者発表)が訪れ、地元のブリッツェンが現れると観衆は一段と盛り上がった。

チームプレゼンテーションで歓声を浴びるブリッツェンの選手たち=17日夜、宇都宮市江野町
チームプレゼンテーションで歓声を浴びるブリッツェンの選手たち=17日夜、宇都宮市江野町

 クリテリウムのみに出場するスペシャルライダーズチームを含む全20チームが登壇。ひときわ大きい歓声を浴びたのが、クリテリウム5連覇中のリドル・トレック(米)。東京五輪団体追い抜きで金メダルを獲得し、ことしのツール・ド・フランスではポイント賞に輝いたジョナタン・ミラン(イタリア)は「ベストを尽くし、強さを見せていきたい」と力強く語り、会場を盛り上げた。

 アステモ宇都宮ブリッツェンの鈴木真理(すずきしんり)監督は「地元で良い姿を見せるために、チーム力を付けてきた。チームにとっても一番大事なレース。応援、お願いいたします」と呼びかけた。