新総裁となった高市氏と壇上で言葉を交わす茂木氏(右)=4日午後3時10分、東京・永田町の党本部

総裁選が終わり、会場を後にする茂木氏=4日午後3時15分、東京・自民党本部、森田大地撮影

自民党総裁選で5位に終わり、決選投票の開票中に隣席の議員と言葉を交わす茂木氏(中央)=4日午後2時45分、東京・自民党本部、森田大地撮影

新総裁となった高市氏と壇上で言葉を交わす茂木氏(右)=4日午後3時10分、東京・永田町の党本部 総裁選が終わり、会場を後にする茂木氏=4日午後3時15分、東京・自民党本部、森田大地撮影
自民党総裁選で5位に終わり、決選投票の開票中に隣席の議員と言葉を交わす茂木氏(中央)=4日午後2時45分、東京・自民党本部、森田大地撮影

 2度目の自民党総裁選に挑んだ茂木敏充(もてぎとしみつ)前幹事長(69)=衆院栃木5区=は、候補者5人のうち最下位に沈んだ。党や政府の要職を担い、実務能力は党内屈指とされながらも、議員票、党員票ともにほぼ上積みを図れなかった。総裁選を終えた茂木氏は「挙党態勢でこの難局に臨んでいきたい」と、言葉少なに敗戦の弁を語った。

 4日正午、茂木氏は東京・永田町の党本部で陣営の支持議員と昼食を囲み「皆さんに背中を押してもらい、日本や自民党をどうしていくかを堂々と訴えられた」と選挙戦を振り返った。午後1時には会場の8階ホールに、拍手に迎えられて入場。選対本部長を務めた梶山弘志(かじやまひろし)衆院議員の隣に座り、投開票作業を見守った。

 1回目の開票結果は議員票が34票。小さくうなずいたが、以降は終始、険しい表情が続いた。党員票は15票で計49票となり、