市内の小学生に配るクマ除けの鈴を手に持つ森島市長

 全国的に増加しているクマの出没を受け、矢板市は26日の記者会見で、市内全6小学校に在籍する全児童にクマ除け鈴を配布すると発表した。登下校中の安全確保が目的で、市によると全児童への配布は県内自治体で初の試みだという。また28日にはクマの人的被害を避けるための親子勉強会も行う。

 環境省によると4~7月でクマに襲われた人は全国で55人。過去最高だった2023年度を上回るペースで推移している。近隣では那須塩原市で6、7月に人的被害が発生し、市も危機感を抱いていた。