往年のプロ野球選手らが集うイベント「宝くじスポーツフェア ドリーム・ベースボール」が21日、栃木県真岡市小林の真岡ハイトラ運動公園市民球場で開かれた。子どもたちに直接指導したり、市選抜チームと熱戦を繰り広げたりして会場を盛り上げた。

宝くじの社会貢献広報事業の一環。元巨人投手の堀内恒夫(ほりうちつねお)さんを監督に据え、元西武内野手の辻発彦(つじはつひこ)さんや元ヤクルト外野手の飯田哲也(いいだてつや)さん、元阪神投手の能見篤史(のうみあつし)さんらそうそうたる顔ぶれの20人が集結した。

午前に行われた野球教室には小中学生約260人が参加し、元プロ選手から打撃や守備、投球について直接指導を受ける貴重な機会を堪能した。コットンジュニアで主将の宇都宮市清原南小5年竹内陸(たけうちりく)さん(10)は「キャッチボールでのフォームやステップを教わった。めったにない機会なのでうれしい」と笑顔だった。
午後には元プロ選手と社会人チームなどから選ばれた市選抜チームとの特別試合が行われた。元プロ選手らは4-4の引き分けとなる熱戦を繰り広げ、現役時代をほうふつとさせるプレーで会場を沸かせた。
観戦した真岡市上高間木1丁目、会社員大塚崇明(おおつかたかあき)さん(44)は「往年の選手のプレーが見られてとてもうれしい。テレビで見ていた能見さんのワインドアップが特に良かった」と満足そうだった。

