NHK大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」に栃木市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)が登場したことにちなみ、市はドラマとタイアップしたパンフレットを5万部作成した。ドラマや市の魅力を多くの写真とともに紹介しており、市役所や市内の観光施設などで無料配布している。
表紙を飾るのは主人公の版元蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)(蔦重)を演じる俳優の横浜流星(よこはまりゅうせい)さん。パンフレットの前半はドラマの見どころや相関図、歌麿役を演じる俳優染谷将太(そめたにしょうた)さんが作品に込めた思いなどを語るインタビューを掲載した。
後半は「歌麿ゆかりの蔵の街-栃木市」がテーマ。代表的な肉筆3部作「雪月花」の高精細複製画や市内の民家から見つかった「女達磨図」などを所蔵する市立美術館、歴史や文化の情報発信拠点「とちぎ歌麿交流館」などの観光スポットやグルメ情報をまとめた。
A4判オールカラー8ページ。作成に携わった市蔵の街課の藤澤恭之(ふじさわきょうゆき)さん(49)は「栃木が歌麿ゆかりの地と知らない方もいる。栃木と歌麿との関係を多くの方に知ってもらいたい」と期待している。
(問)同課0282・21・2573。