インタビューに答える福田監督=都内

テレビドラマ「今日から俺は!!」の編集作業を行う福田監督=都内

インタビューに答える福田監督=都内 テレビドラマ「今日から俺は!!」の編集作業を行う福田監督=都内

 「『ヤンキーもの』って子どもには分からないだろうと思われますが、大人向けに見せながら確実に子ども向けに作っている。子どもは分からないものが大好き。例えば(登場人物の)三橋と伊藤のコスチュームは、子どもにとってファンタジーでしかない。それを親が『短ラン』『長ラン』と説明する。家族の対話が生まれるドラマが僕にとってはヒットの鍵です」

 -なぜ、家族の対話を重視するのですか。

 「なくなってしまったからです。昔、テレビって家族全員が居間に来て囲むものでしたからね。テレビを生業としてきた者として、家族でテレビを囲む奇跡を信じていたいんです」

 -ご自身の代名詞でもある「笑い」のルーツとは。

 「多分、子どもの頃。おやじの影響でした。10週勝ち抜くとチャンピオンになれる『お笑いスター誕生!!』という番組を土曜の昼にやっていて。僕は当時、小学生で土曜は半日授業でしたが、おやじは『今日はB&Bが10週目だから早退してこい』と。おやじの『お笑い英才教育』が、ぼくの人生を支えている」

 -ラブストーリーのメガホンを取るなど活躍の幅を広げています。

 「幅なんて広がっていなくて、そこに存在するのは『笑い』なんです。(テレビドラマの)『勇者ヨシヒコ』を撮影する2カ月前に東日本大震災が起きました。生きている間にあんな光景を見るとは思いもせず、精神的に落ち込んでしまって。ただ、台本を書かなくてはいけない使命があった。悩んだ末に『東北で苦しんでいる人たちがクスリと笑ってくれるなら、それが僕の仕事なんじゃないか』と思ったんです。自分が何をやっていくのかというと、やっぱり笑いを外してはいけない」

 -県民読者へメッセージをお願いします。

 「地元の子が頑張っているので応援してください。栃木県の皆さんは、みんな味方だと思っています!」

 ふくだ・ゆういち 小山市出身。栃木高、成城大学経済学部卒。放送作家として数多くの人気番組を手掛ける一方、テレビドラマや映画の脚本・監督で幅広く活躍している。主な代表作にドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ、「今日から俺は!!」、映画「銀魂」シリーズ、「50回目のファーストキス」など。

 NIE全国大会宇都宮大会 「NIE」は「newspaper in education」の頭文字で、教育に新聞を活用する取り組みを指す。宇都宮大会は8月1、2日に宇都宮市文化会館などを会場に開催。全国から教員ら1千人以上が集まり、県内小中高校による公開授業や実践発表、パネルディスカッションなど通して情報交換と交流を行う。全国大会は1996年から毎年開かれており、本県開催は初めてとなる。