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 立秋の7日、栃木県内は暑さが和らぎ、大田原市中田原の「みそはぎロード」では満開となった紅紫色の盆花「ミソハギ」が、散策する人々を癒やしていた。

巻川沿いを彩る満開のミソハギ=7日午後1時55分、大田原市中田原
巻川沿いを彩る満開のミソハギ=7日午後1時55分、大田原市中田原

 地域住民有志でつくる「みそはぎ会」が2007年から丹精し、約10万本が巻川沿い両岸の約560メートルを彩っている。

 同会の徳原弘美(とくはらひろみ)代表(79)によると、今年は暑さの影響で例年より3週間早い6月末に開花。会員が毎日午前4時から除草に励み、今月末まで楽しめるという。

巻川沿いを彩る満開のミソハギ
巻川沿いを彩る満開のミソハギ

 この日の大田原の最高気温は27・9度で、21日ぶりに30度を下回った。徳原代表は「たった1日だが花の色がぐっと濃くなった」。散歩が日課の同所、主婦(77)も「涼やかな花に足取りが軽くなる」と笑顔を見せていた。

ミソハギの蜜を求めて飛び回るハチ
ミソハギの蜜を求めて飛び回るハチ

(文・写真 永嶌理絵)