本年度からの敬老会負担金の見直しを検討していた宇都宮市は実施時期を1年先送りにした。高齢者を敬愛し長寿を祝う敬老会事業。在り方を巡り地区社会福祉協議会や自治会と、市が歩み寄る糸口は見えていない。
「祝い品の手渡しはお互いの顔が見え、近況も分かる貴重な場なんですよ」。板戸町自治会の松沼義雄(まつぬまよしお)会長(70)は祝い品の役割をこう説明する。同自治会は新型コロナウイルス禍以降、祝賀会は行わず、商品券とタオルを渡している。松沼会長は「高齢化に伴い孤立も進む。コミュニケーションの創出はますます必要」と話す。
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