ピースうつのみやが作製した宇都宮空襲の紙芝居などが上演された空襲犠牲者追悼の集い=12日夕方、宇都宮市駅前通り1丁目

ピースうつのみやが歩んだ40年の歴史を語る田中代表(右)=12日夕方、宇都宮市駅前通り1丁目

ピースうつのみやが作製した宇都宮空襲の紙芝居などが上演された空襲犠牲者追悼の集い=12日夕方、宇都宮市駅前通り1丁目 ピースうつのみやが歩んだ40年の歴史を語る田中代表(右)=12日夕方、宇都宮市駅前通り1丁目

 620人超の市民らが無差別に殺された宇都宮空襲から80年を迎えた12日、空襲の記憶を継承し、平和を訴える市民団体「ピースうつのみや」が、JR宇都宮駅西口前のイベント広場で犠牲者を追悼する集いを開き、人々が鎮魂を祈った。今夏で活動を停止するピースうつのみやの最後の集いとなった。参加者は40年にわたる活動をねぎらい、惜しみ、何より大切にしてきた平和と反戦への誓いを新たにした。

 広場は約150人で埋まった。空襲犠牲者に10秒間の黙とうをささげた後、田中一紀(たなかかずのり)代表(83)が、団体発足の経緯や発展の歴史を紹介した。