木村荘八の「歌妓支度」(右)など浮世絵から発想を得た作品が並ぶ会場

 【栃木】NHK大河ドラマをきっかけに関心が高まる浮世絵の歴史や表現への理解を深めてもらおうと、市美術館は5日から企画展「アートリンクとちぎ2025 壱からわかる! 浮世絵超入門+オドロキの超応用編」を開く。市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)など約100点の作品を展示し、浮世絵の基本的知識から近現代の絵画へ与えた影響まで伝える。9月23日まで。

 歌麿が登場するNHK大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」の放送に合わせ、浮世絵への関心が高まっていることから市が県立美術館の収蔵品活用事業「アートリンクとちぎ2025」と連携し企画した。