【宇都宮】年々増加する救急出動要請に対応するため市消防局は本年度、東消防署に日勤救急隊を新設した。県内は市中央消防署、小山市消防本部に続き3例目。5月末までの2カ月間で85件の出動があり、迅速な救急活動に貢献している。日中の要請には、従来の救急隊に先行して出動する。育児や介護など勤務に時間的な制約のある職員や再任用職員など、日勤に特化することで従来の24時間勤務が難しい人材の活躍の場にもなっている。
市内の救急出動件数は2022年以降、毎年過去最多を更新し、24年は2万7337件。高齢化の進展などを要因に15年以降、増加傾向が続いている。
日勤救急隊・谷延さん 育児との両立に力注ぐ
市消防局が本年度、東消防署に新設した日勤救急隊。5歳と1歳の男児の育児真っ最中の谷延有紗(たにのぶありさ)消防士長(36)が配属となり、救急救命士と育児の両立に力を注いでいる。

日勤救急隊で活躍する谷延さん
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