【真岡】県警の「思いやり110番」を実践したとして真岡署はこのほど、真岡女子高の3年国分歩未音(こくぶんふみね)さん(17)と2年大島優空(おおしまゆあ)さん(17)に感謝状を贈った。
2人は5月23日午後7時20分ごろ、同校近くの歩道で倒れている60代男性を保護し、通報を受けた署員の到着まで付き添って交通事故を防いだ。母親の車に乗り帰宅中の国分さんが最初に発見し男性に声をかけ、続いて通りかかった大島さんが助けに入った。バレー部の先輩後輩2人の連携プレーが光った。
同署が同校で行った防犯と交通安全の講話に合わせ、全生徒約560人を前に屋代明広(やしろあきひろ)署長が感謝状を2人に手渡した。屋代署長は「模範的な行動で、見習ってほしい」とたたえた。
国分さんは「ためらわず助けられた。今後も真女生として責任ある行動をしたい」。大島さんは「手伝おうと駆け付けた。学校全体で人助けをするきっかけになれば」と力を込めた。(杉浦崇仁)