【栃木】市ふるさと大使でピザ回し世界王者の赤荻一也(あかおぎかずや)さん(43)が27~29日の3日間、大阪・関西万博の本県ブースで県産のイチゴ2種類を使った新商品のデザートピザを販売する。赤荻さんは「イチゴのデザートピザは海外でも珍しい。栃木の魅力をピザにのせて発信したい」と意気込んでいる。
音楽に乗りダイナミックなピザ回しの技術を競う世界大会で5連覇した赤荻さんは、県の魅力を発信する「とちぎ未来大使」にも任命されている。
ピザには県産の「とちおとめ」と「とちあいか」を使用。薄くカリカリとした食感のクリスピー生地の上に、那須高原のクリームチーズと細かくカットして凍らせたフローズン仕立てのイチゴ2種類をブレンドして乗せ、マスカルポーネチーズのソースをかけた。
大きさは約25センチで1枚1500円。本県ブースの飲食エリアで販売する。万博会場に行かない人にも味わってもらえるよう、赤荻さんが営む同市藤岡町大前のレストラン「和CUORE(クォーレ)」でも27日から販売する。
ピザは25日に市役所でお披露目され、試食した大川秀子(おおかわひでこ)市長は「イチゴが冷たくてシャリシャリしていてボーノ。ぜひPRしてきてほしい」と期待を寄せた。
赤荻さんは「イチゴのさっぱりした甘みと酸味に濃厚なチーズでバランスがいい。夏に合う冷たいピザと本県の魅力を世界に伝えたい」と話している。