【鹿沼】7月3日公示、20日投開票の参院選で、市民が市コミュニティーバス「リーバス」と「予約バス」を投票で利用する場合、市は運賃を往復無料にする。25日の定例記者会見で松井正一(まついしょういち)市長が明らかにした。投票率向上を図る狙いがあり、市選挙管理委員会も投票立会人の高校生採用や、期日前投票所の拡充も行う。
運賃の無料化は、投票日当日のほか期日前投票期間の4~19日も実施し、高齢者ら交通弱者の移動を支援する。投票所に向かう往路は投票所入場券、復路は投票所で交付される無料乗車券を降車時に提示する。有権者のみ対象。
投票立会人の高校生採用は若者の投票率向上が目的。市選管は市内在住の18歳を対象に初めて公募し、高校生22人を選任した。初めて迎える選挙を立会人として経験し、政治や選挙制度を身近に感じ理解を深めてもらう。
期日前投票所は16カ所のうち、有権者数の多い東部台コミュニティセンターは12、13の両日も開設。このほか東部台、菊沢、北犬飼、粟野の4コミュニティセンターで17、18の両日、開設時間を午後7時まで延長する。他の投票所の開設時間は従来通り。