とちあいかを使った新商品「ホロホロン」(静風提供)

とちあいかを使った新商品「素顔のいちご」(静風提供)

とちあいかを使った新商品「ホロホロン」(静風提供) とちあいかを使った新商品「素顔のいちご」(静風提供)

 飲食と菓子製造販売の静風(真岡市台町、田尻正喜(たじりまさよし)社長)は25日までに、県産イチゴ「とちあいか」を使ったクッキーなどの新商品2種を開発した。イチゴ本来の味を楽しめるよう、同社独自のフリーズドライ製法を生かした。とちあいかの商品化は同社で初めて。

 同社は2016年から、フリーズドライしたイチゴをチョコレートで包んだ「恋するいちご」など、県産「とちおとめ」を使った菓子を手がけてきた。

 今回開発したのは、とちあいかのパウダーをふんだんに使ったクッキー「HOROHORON(ホロホロン)」。スペインの伝統菓子「ポルボロン」から着想し、口の中でほろほろと崩れる生地が特長だ。ポルボロンのレシピをアレンジし、ライスパフを加えてサクサクとした食感も楽しめるようにした。価格は税別で8個入り700円、16個入り1400円。県内の道の駅などで販売している。

 もう一つは、とちあいかを丸ごとフリーズドライした「素顔のいちご」。添加物不使用で、自然なイチゴの甘さを堪能できる。7月上旬の発売を予定している。8個入りで税別1800円。

 同社の担当者は「どちらも旬のイチゴのおいしさを通年で味わえる。販路を広げ、お土産や自分へのご褒美として栃木県を代表する商品にしたい」と話している。