県と佐野市は13日、災害時に孤立集落が発生したことを想定した訓練を、佐野市内の山間部で初めて行った。県警や消防、陸上自衛隊など14団体が住民救助や物資輸送などを想定して動き、実効性を確かめた。今後は課題を精査し、市町ごとの実情に応じた計画策定や訓練、災害対応などにつなげる。

自衛隊ヘリを使って行われた訓練に参加する地域住民ら=13日午後1時25分、佐野市水木町、磯真奈美撮影
訓練には計約60人が参加したほか、地域住民約20人も避難者役として加わった。
メイン会場の旧氷室小校庭では自衛隊ヘリが着陸し、避難を想定して住民を誘導。この日は安全確保のためエンジンを切ったが、自衛隊員は「実際は風圧がすごい。子どもがいる際は手をつなぎ、かがんで近づいてください」と説明した。

県の担当者(手前右)から訓練内容の話を聞く地域住民ら=13日午後0時45分、佐野市水木町、磯真奈美撮影
残り:約 1245文字/全文:1663文字
この記事は「下野新聞デジタル」の
スタンダードプラン会員・愛読者(併読)プラン会員・フル(単独)プラン会員
のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く