【栃木】オランダ出身で大平町西山田在住の元英語教師リーントバー・ハンスさん(66)の個展「ハンス展-オランダと日本の文化の創造-」が5月5日まで、万町の蔵の街市民ギャラリーで開かれている。県内の山や川、植物など雄大な自然風景を描いた油絵34点を展示している。
ハンスさんは日本文化の奥深さに魅せられて1985年に来日し、国学院栃木高で37年間、教壇に立った。2024年3月に定年退職し、長年の趣味だった油絵の創作活動に本格的に取り組み始めた。
個展の開催は4回目。日本の四季折々の情景を中心に、温かみのある色彩で雄大な自然を表現した。作風はゴッホや葛飾北斎(かつしかほくさい)の作品から影響を受けたものもあるという。
教え子が子どもと個展を訪れ、恩師との再会を喜ぶ場面もあった。ハンスさんは「来場して楽しんでもらえたらうれしい。その様子を見ると自分もうれしくなる」と話していた。
午前9時~午後5時。30日は休館日。入場無料。
(問)ハンスさん090・6105・7407。