耐震化工事が実施される議場の天井

 【宇都宮】市は5月1日から、市役所本庁舎議会棟で議場の天井の耐震化工事を実施する。工事期間は2026年5月下旬までの予定で、期間中、一部の駐車場やバス停留所の利用が制限されるほか、時期によって議場や傍聴場所も変更となる。

 最大約7・7メートルの高さにある議場のつり天井(面積約480平方メートル)を撤去し、鉄骨などで固定する天井を新設する。工事の範囲は5階の議場と議場ロビー、6階の全域で、期間中は立ち入ることができない。

 市管財課によると、建築基準法改正に伴う耐震化工事の一環。18年以降、本庁舎市民ホール、地区市民センター、体育館など計15施設20カ所で高さが6メートル超などの「特定天井」を対象に工事を進めてきた。議場の天井が最後となる。

 工事に伴い、足場などが設けられるため、議会棟前の車道は車の往来などができなくなるほか、本庁舎北駐車場の一部も終日利用できない。正面玄関前にある市内循環バスの停留所「市役所庁舎前」も利用不可となることから、代わりに近くの停留所「宇都宮市役所」を案内している。

 定例市議会のうち、9、12月両議会は5階の議員協議会室が代替議場となり、傍聴場所も変更される。

 工事に関する詳細は市ホームページへ。