県内で2015~24年の10年間に発生した山林火災288件のうち、3~5月の発生が135件、約47%に上ることが12日までに、県への取材で分かった。乾燥や強風に加え、気温が上がり人が入山する機会も増えるため、人為的な原因で引き起こされるリスクも高まる。岩手県大船渡市や21年の足利市の大規模山林火災は、共に2月に起こるなど冬場の危険性は知られている一方、県は「春も油断せず警戒してほしい」と呼びかける。