3回、宇商の岸田(中央)が勝ち越しの2点ランニング本塁打を放ち仲間とハイタッチ=真岡ハイトラ運動公園市民球場、加藤竜矢撮影

3回、宇商の岸田がランニング本塁打で生還し勝ち越す=真岡ハイトラ運動公園市民球場

3回、宇商の岸田(中央)が勝ち越しの2点ランニング本塁打を放ち仲間とハイタッチ=真岡ハイトラ運動公園市民球場、加藤竜矢撮影 3回、宇商の岸田がランニング本塁打で生還し勝ち越す=真岡ハイトラ運動公園市民球場

 第78回春季県高校野球大会兼第77回春季関東地区大会県予選は12日、真岡ハイトラ運動公園市民球場ほかで開幕して1回戦10試合が行われ、宇都宮清陵・さくら清修の連合チームや宇都宮商などが2回戦に進出した。前回王者の白鴎大足利が烏山に3-4で敗れる波乱があった。

 前回王者が初戦で敗れるのは、地区予選が廃止され現行の形で開催されるようになった2022年の第75回大会以降では初。烏山は2年ぶりの2回戦進出。1-1の五回に無死一、三塁から古森大雅(こもりたいが)の2点適時二塁打などで勝ち越した。宇都宮清陵・さくら清修の連合チームは今市工・真岡北陵の連合チームに5-0で快勝。先発鈴木琉生(すずきるい)(宇都宮清陵)が被安打3、9奪三振で完封した。

 大会第2日は13日、同会場ほかで残りの1回戦8試合が行われる。

快勝にも守備に課題 宇商

 前回準優勝の宇都宮商は佐野に12-1で五回コールド発進。それでも末永大稀(すえながたいき)主将は「良いところより悪いところの方が目立った」と苦笑いを浮かべた。

 初回の守備は1死一、三塁から失策で先制点を献上。二回にも先頭打者を失策で出塁させるなど試合の序盤で守備の不安定さを露呈した。一方、打線は三回に「振り抜けた」と岸田顕人(きしだけんと)が自身公式戦初のランニング本塁打を放つなど、打者14人の猛攻で9得点の破壊力を見せた。