殺生石にしめ縄をくくり付ける那須高原湯本ガイドクラブの会員(町観光協会提供)

 【那須】町民らでつくるボランティア団体「那須高原湯本ガイドクラブ」は4日、九尾の狐(きつね)伝説で知られる湯本の殺生石でしめ縄を交換した。

 他の石との区別や、動物の霊の供養などを目的に毎年実施している。今回は会員10人が作業に参加。近くの那須温泉神社で稲わらを編んで長さ約10メートルのしめ縄を用意し、二つに割れた殺生石にくくり付けた。

 同クラブの磯勝利(いそかつとし)副会長(80)は「今後も観光資源である殺生石の保存に協力していきたい」と話した。