候補者の訴えに耳を傾ける有権者ら。5人による選挙戦が幕を開けた=6日午後3時、佐野市内、磯真奈美撮影(画像は一部加工しています)

 「ミニ統一地方選」前半戦の幕開けとなる佐野市長選が6日告示され、5人が乱立する激しい選挙戦の火ぶたが切られた。県内市長選で5人以上が立候補するのは、6人が立った1999年の宇都宮市長選以来、26年ぶり。将来を託すのにふさわしいのは誰なのか。有権者たちは真剣な表情で各候補者の訴えに耳を傾けた。

 自民党籍を持つ4人が立候補し、自民分裂の混戦模様となった選挙戦。60代の主婦は「話題性があり、有権者の関心は高いと思う」と好意的に受け止めた。一方、パート女性(72)は「5人は多い気がする。全員の政策は見ていない」と困惑気味だ。