関家の敷地内に残る祠。今でも親類がお参りに訪れる

 今年は巳(み)年。小山市内でヘビといえば「蛇祭り」として知られる国重要無形民俗文化財の「間々田のじゃがまいた」が有名だが、今から100年余り前には実際に「蛇様騒動」があったらしい。郷土史に詳しい同市塚崎、元市職員山中和夫(やまなかかずお)さん(80)の案内で現場を訪ねてみた。

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 山中さんは「蛇様騒動は実際にあった話。地元でも知る人が少なくなったが、親心が感じられるエピソードで、多くの人に語り継いでもらいたい」と話す。