テープカットを行う坂村市長(右から3人目)ら

 【下野】仁良川地区内を南北に縦断する、都市計画道路薬師寺仁良川線の区画整理地内の道路工事が完了し21日、同線と栃木二宮線の交差点付近で開通式が行われた。式後の同日午後4時に供用が開始された。

 新たに開通したのは栃木二宮線交差点から北へ約1・2キロの区間。幅員は16メートルで、両側に歩道を備える片側1車線道路となる。事業費は約5億円。市は仁良川地区土地区画整理事業の一環で1998年度に着手していた。開通により新4号国道や、市内各地域へのアクセス性向上を見込めるという。

 開通式には坂村哲也(さかむらてつや)市長や大島昌弘(おおしままさひろ)市議会議長、高山和典(たかやまかずのり)県議ら関係者約30人が出席した。

 坂村市長は「薬師寺仁良川線が開通したことで良好な都市環境の形成が図られ、市街化がさらに進展することを確信している」とあいさつした。その後、関係者らによるテープカットと通り初めが行われた。

 同線は全長約2・1キロで、残りの約0・9キロの区間は県道としてすでに供用されている。