鹿沼市上南摩町の「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」の開業1周年を記念した日本酒の仕込み体験がこのほど、上粕尾の前日光醸造所で行われた。実施日にチェックインした宿泊客6組14人らが4月の記念イベントで販売する清酒を仕込んだ。
スノーピーク鹿沼は思川開発事業(南摩ダム)に伴い市が整備し、大手アウトドアブランドのスノーピーク(新潟県三条市)が指定管理者となっている。昨年4月13日にオープンし、これまでの総来場者数は19万人を超えたという。
参加者らは小林醸造の小林一三(こばやしいちぞう)社長の指導の下、蒸した米を手作業で放冷。タンクに水などとともに入れてかき混ぜた。米は伊勢神宮の御神米「イセヒカリ」、水は草久(くさぎゅう)の古峯神社の御神水を使った。
参加した埼玉県川口市、小学2年森結楓(もりゆいか)さん(8)と幼稚園年長琴蓮(ことは)ちゃん(6)の姉妹は「お酒が好きなパパにプレゼントする」と笑顔を見せた。計72リットルを仕込み、4月12日にスノーピーク鹿沼で開く1周年記念イベントに合わせて同所で販売を開始する予定。