新学期から小中高校生が使う教科書の仕分け作業が、栃木県内の書店で繁忙期を迎えている。

教科書を学年、教科別に仕分ける従業員=10日午後2時10分、芳賀町祖母井南1丁目
教科書や教員用指導書は、供給業務を担う会社「栃木県教科書供給所」と、県内の書店36店が各校に届けている。新年度は全県で計約190万冊を受注した。
芳賀、市貝、茂木の3町14校を担当する芳賀町祖母井(うばがい)南1丁目の書店「ブックフォレスト森百貨店」では10日、従業員3人が倉庫に積まれた段ボールから真新しい教科書を取り出し、学年、教科別に手際よく仕分けした。26日までに各校へ届ける。
同店の森敦(もりあつし)社長(49)は「上下巻の2冊になる教科も多く手間はかかるが、地域の教育を下支えしているという矜恃(きょうじ)で頑張っている」と話した。
(文・写真 永嶌理絵)