国際女性デーの8日、男女共同参画への理解を深める「とちぎ女性会議2025」が栃木県総合文化センターで開かれた。県民ら約130人が参加し、ジェンダー平等社会の実現に向け決意を新たにした。

男女共同参画社会などについて議論したトークセッション=8日午後2時45分、宇都宮市本町
市民団体「とちぎ女性会議実行委員会」主催。吉田公美(よしだくみ)実行委員長は本県の男女共同参画の現状について「少しずつ良くなっていることもあるが、まだたくさんの課題がある」などとあいさつした。
第1部は2023年に日光市で開かれた先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合のレガシー(遺産)事業「とちぎ未来会議」に参加した宇都宮工業高、今市高、佐野高の生徒が、それぞれの研究成果を発表した。
各校は「工業高に女子生徒が少ない」「政治に関わる女性が少ない」といったテーマを設定し、課題解決のためのアクションプランを作成。出前授業やアンケートなどを行った。
第2部では県内の首長や県議、市議らによるトークセッションが行われ、男女共同参画の実現のため、自身ができる行動などについて議論を交わした。