2月の県内は、地域気象観測システム(アメダス)がある全19観測地点のうち、大田原や佐野など計8地点で降水量が1・0ミリ~3・5ミリとなり、同月の観測史上最も少なかったことが3日、宇都宮地方気象台の気象速報で分かった。冬型の気圧配置の日が多く、低気圧の影響を受けにくかったことが影響した。
気象台によると、8地点の降水量はいずれも平年の10%以下で、大田原1・0ミリ、佐野2・5ミリ、那須烏山と葛生と足利3・0ミリなど。2月で過去2番目の少なさとなった真岡と鹿沼も平年の8~11%の降水量だった。
北部の山地を除き日照時間も長く、宇都宮は平年より19%多い229・4時間で、2月の観測史上3番目の長さだった。また小山では2月13日、日瞬間最大風速が同月最大の21・4メートルを記録した。